学問の小部屋

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タブレットデビュー

今更ながら、androidタブレットたる製品をひとつ購入した。
Googleのnexus10である。(売価37000円)
本製品は、液晶のスペックの割に画質がイマイチという評判で、
CPUの性能などもあまり高くないこともあり、それほど人気がないようである。
選定の基準は、液晶の解像度が2560x1600で、メインPCの30インチモニタと同一なことであった。
ここまで解像度の高いタブレットは、現在nexus10以外にはレグザタブレット(7万円以上)しかなく、
タブレットをパソコンのサブモニタとして使う意図もあったので、nexus10を選択した。
使ってみた感想は、10インチという液晶サイズ以上に額縁が大きすぎ、
相対的にモニタ画面を小さく感じてしまうところが残念であった。
また、当初予定していたPCのサブモニタ化にidisplayというアプリを使ってみたところ、
USBで有線接続した拡張デスクトップ状態でもデータ転送レートが低すぎてまったく使い物にならなかった。
唯一使い勝手がよかったのは、teamviewを利用したリモートデスクトップであった。
リモートデスクトップで本丸のwin7 PCを遠隔利用できれば、
きわめて解像度が高いノートPCのように使える。
タブレットではやりにくいLatex編集やプログラミングもかなり容易になる。

参考までに、idisplayの設定方法について簡単にまとめておく。
ホストPCはwin7 64bitである。

1.PCにはadbドライバが必要なので、android SDKをインストールしておく
2.環境変数の設定に、インストールしたSDKのtoolsとplathome-toolsのpathを通す
3.SDK managerを起動し、デフォルトで推薦されるパッケージをすべてインストールする
4.nexusにUSBデバッグモードの設定をする。設定→開発者モードに入り、外部からのUSBデバッグを許可
5.PCとnexusをUSBケーブルで接続する。このとき、USBデバッグモードで接続することに注意。
6.もしPCでnexusを認識しないときは、SDKのextra→goolgeフォルダからドライバをインストール
7.接続OKになったら、コマンドプロンプトで adb devices と打ち、nexusが登録されていることを確認する。
8.idisplayをホストPC、nexusの両方にインストールする。
9.両者再起動、ホストPCでidisplayを起動してからnexusのidisplayを起動し、USB接続を選択する。
接続がうまくいかないときはidisplayの再起動、PC再起動を繰り返してみる。idisplay safe modeを選択すると成功率が上がるかも。