学問の小部屋

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いかにして鹿島勇はスーパーマーケットと揚げ物集団にオーブンレンジで戦いを挑んだか

スーパーで売られている揚げ物というものは、使われている揚げ油の品質が劣悪である場合が多くオーブントースターで加熱して油を絞ってやるといかに香りが悪いかがよくわかる。いわゆる油くさいというやつである。
しかも揚げてから時間が経つと空気中の湿気と中身の水分で衣が湿ってしまい、食卓に上る頃には食べられたものではないことがある。

コレに対抗するためにはオーブンレンジの揚げ物機能やトースターを使って直熱による再加熱をしてやり、油分を少しでも飛ばしてやることになる。
皿の上にキッチンペーパーを厚く敷いてオーブンにかけると余分な油を吸い取ってくれてカリッと仕上がり、触感が改善する。
これ自体はよく知られた方法ではあるから実践している人も多いであろう。

困ったことに、揚げ油の質が悪すぎるときは普通にコレをやっても本質的な改善にはならない。
出来合いの揚げ物を買う必要があるときはまず使っている油の質を確かめること。揚げ油の質がよいスーパーは揚げ物の質もよいことが多く、ひとつの指標となる。
一番わかりやすいのは、20円程度で売られている「天かす」を買ってそのまま食べてみることであろう。

鹿島勇の現在の下宿の隣にはスーパーが2件あり、片方の揚げ物にはついに見切りをつけた。そうそう頻繁に揚げ物を食べるのはよいとは言えないが、せっかく食べるならよりよいものをと考えるのは自然なことであり、もうしばらく戦いは続きそうである。