学問の小部屋

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抗ヒスタミン剤と鼻づまり

鹿島勇は重度の花粉症である。
小学生の頃からスギ花粉症に悩まされており、毎年薬は飲んでいるが改善はしないようである。
しかし、鹿島勇の花粉症は典型的なアレルギー性鼻炎の症状を出しているらしく、幸いなことに定番の薬がよく効くようである。

特に点鼻薬として使用する抗ヒスタミン剤の効果は明らかで、差して数分で鼻の症状が改善するので重宝する。

抗ヒスタミン剤とはアレルゲンが受容体にとりつく前に受容体の孔を埋めてしまうものであり、きわめて即効性が高い対症療法である。
また、鼻づまりについてあまりしっかり考えていなかったので、以前は鼻水が鼻腔を塞いでしまい詰まってしまうものと思っていた。これは間違いで、鼻の粘膜が腫れあがってきて鼻腔を圧迫し、詰まらせてしまうのが原因であるから、抗ヒスタミン剤を差せば腫れが引いて鼻の通りがよくなる。特にマスクをしていて息苦しいときの鼻づまりは困りものなので、鹿島勇は点鼻薬を常時携行するようにしている。
また、どうやら鹿島勇は鼻筋がほんの少し曲がっているらしく、鼻腔に偏りがあって左の鼻が詰まりやすいようである。父親も鼻の通りが悪いので、どうやら遺伝と思われる。見た目ではほとんどわからないレベルなのでわざわざ矯正する必要はないと思っているものの、メガネ、ゴーグルがフィットしない、花粉症のときは余計に困るなどの難点があるので、矯正するのもひとつの手かもしれない。

インフルエンザを克服したように、花粉症の特効薬が近いうちに出てこないものであろうか。