学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

対話量の話

一般に、人とのコミュニケーションというのは往々にしてお互いがどれだけ対話を取りたいと考えているかに依存するようである。
お互いに適切な量の対話をとっていれば最もうまくいくし、そうでなければ人間関係がぎくしゃくとしてくるか、物別れに終わってしまうことも多い。
コミュニケーションレスによる対話不備は想像しやすいが、オーバーコミュニケーションによる弊害というのは気づきにくい。
二人のうち片方がもっと対話をとりたいと思っているのに、もう一人はもっと落ち着いて少し距離をとりたいと思っているとすると、積極的に話しかけるのはよくないということになる。
しかし、自分の希望と反対のことをしないといけないのだからそれだけ対応が難しい。

鹿島勇の場合はどちらかといえば後者で失敗することが多いので、こちらからアタックするのを控えるテクニックを身に着けるべきなのだろうが、疎遠になり人間関係が消滅したことも多かったから、これもバランスの問題なのだろう。いやはや、難しい。