学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

未来都市設計の一般論・序

以前に都市設計の未来について一般論シリーズで記事を書くと宣言したのち、放置が続いていた。
今回はその序章として興味深いニュースを紹介する。
正式に書くときは題名にするので、今回は予備の話題といったところ。(次回いつ書くかは未定!)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000045-yom-ent

NHKきょうの料理」が4人前レシピから2人前レシピへ変更となるとのこと。
日本の家庭の平均人数が3人を切り、それに合わせたレシピ変更である。
かつて5人前レシピだった時代もあったことを考えると、いかに核家族化、更には単身世帯が増えているかを物語っている。

そもそもサザエさん的な大家族を構成する必要があったのは、社会全体が経済的にに貧しく子供を増やして稼ぎを増やす必要があるという典型的な後進国のスタイルに従っていたからであった。
先進国になるに従い人口ピラミッドは逆ピラミッド型→紡錘型へと変化していくのは当然の流れである。
その過程において高齢化少子化社会→少人口社会となるのだから、現在の姿は日本人の経済活動の当然の帰結である。
更に、今後数十年で日本の人口は加速度的に減少していくことが予想されるのだから、それにあわせた都市設計が必要である。
今回は序章ということで本論は語らないが、未来の都市は現在のレイアウトよりもずっと小さなものになると予想するのはたやすいと思われる。