学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

より快適な居住生活を目指して

久しぶりにblogを更新することにした。
個人のHPは、htmlを自分で編集する形からblogに移行してから久しく、現在はtwitterやFBなどのより簡便なシステムを利用する方が多くなっている。学問の小部屋は運営10年を超え、当初の形態(HTML)のままの形を残す意味を失いつつあるので、一部の記事をまとめ直し、黒板に統合することにした。手始めに、研究室内に掲載している建築工作室を整理し直すことにする。

鹿島勇の実家は三重県鈴鹿市の農村部にある一軒家である。三重県は温暖な気候に恵まれており、家屋は海から離れているために津波の心配もなく、立地は丘の上のため土砂崩れの影響もまずない。田舎なので地価は低くとも敷地だけは広く、庭づくりの制約も少ない。
このように素晴らしい自然環境には恵まれているものの、従来は肝心の家屋に手間暇と資金がかけられておらず、お世辞にも快適な生活とは言い難い状況であった。 2010年に築30年に近い家屋を一部リフォームおよび大幅な増築工事(リビング、ダイニング、キッチンと寝室)を施行したところ、リビングと一部居室、寝室、バストイレだけは快適な空間になったものの、それ以外は以前のままのひどい状況を残していた。また、増築の際の施主の思慮の浅さにより新たな不具合も生じていた。本カテゴリは、住宅、外構、内構、庭の架台を洗い出し、工務店への依頼とDIYを組み合わせてより快適な生活を探求した記録である。
大改造!!劇的ビフォーアフター | 朝日放送ほど派手な内容は作れなくても、本カテゴリの記述が読者の居住生活の何かに役に立てば幸いである。 (ビフォーアフターを称賛しているわけではない)

現状

家屋の現状について説明する。築60年程度の切妻造りの古家と築30年程度の切妻造りの母屋が横に並んで連結しており、全体がくの字になる形で増築したLDKと寝室用新家屋が連結している。(防犯上の理由から文章でのみ説明し、全体の図面は公開しない)
居住するだけなら問題ない広さと機能を備えてはいるものの、いざ住んでみると不満の続出であり、様々な問題を解決していかなければならない。一括してリフォーム業者に頼めばおしまいではあるとはいえ、なるべく低予算かつ自分の考え通りに問題を解決するためにはDIYを盛り込む必要がある。依頼とDIYを使い分けて改善検討を進める。
切妻造りの母屋は在来の木造軸組工法の平屋建てであり、増築したLDKと寝室部は、LIXIL(旧TOSTEM)のスーパーウォール工法で建てられた高気密高断熱住宅である。施行は新築 リフォーム 地域密着型工務店 株式会社 山田製材に依頼した。山田製材さんには増築時に様々なリクエストを聞いて頂き、アフターサービスまで含めて文句なしの対応をして頂いた。山田製材さんの協力の下、新築部の施主の知識不足による根本的な設計の問題を含め、家屋の課題を改善していく必要がある。

課題

ポータル的に本記事を使用し、トピックを列挙する。

無駄に大きいスチール物置

気密住宅と薪ストーブ

庭に迫る竹藪

無駄に狭いアプローチ

ざらしのウッドデッキ

冠水寸前の古い家