学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

学生向け食堂とはこのことか

  • 憩食堂(平日17:00〜22:00)

坂下の食堂といえば、ここを外すわけにはいかない。
何度かマスコミも取材に来ている、わかりやすい学生向け食堂である。
入り口に赤い提灯が釣ってあり、平日の夜はいつも満席である。その理由は、あまりにも料理が安く量が多いため、夕飯を外食にする学生の筆頭候補に挙げられるからである。
中に入ると、チョークで壁にその日のメニューが書いてあって席に着く前にご主人に告げるシステム。アラカルト形式となっており、「サバ煮付け」150円、「野菜炒め」120円、「ポテトサラダ」100円、「ごはん中」120円、「みそ汁」50円など、料理は破格値である。デフォルトの量が多いため400円分も食べると腹一杯になるだろう。

内装は、正直なところ汚い。学生が置いていったとおぼしきパネルやら民芸品やらが大量に飾ってあり、しかもそれが掃除されていないという状態である。夏場に活躍する扇風機もまったく掃除されていないためほこりが大量についており、クモの巣が張っているところも見受けられる。個人的にはこれらの邪魔なものをすべて捨て去って掃除をすればもっと広くなり快適な食堂になると感じているが、おそらくそういう日は来ないだろう。また、部屋には窓がない。食堂スペースと調理場はほぼ壁で仕切られていて、ご主人が注文を書いた紙を壁に開いた小窓から隣の調理場に差し出して、メニューが出てくるようになっている。その小窓は横長で高さがなく、調理場の様子を見ることがほぼできなくなっている。要は、刑務所のような食事の提供法である。
表から見える調理場の換気口も掃除がまったく行われていないようで、真っ黒でドロドロになっている。また、ご主人は喫煙者。

さて出てきた料理はさすがにボリュームがあるため食べ応えがある。おすすめは野菜炒めで、かなり安価に大量の野菜が摂れることはよい。ただしこれはかなり塩味がきついためそれだけでパンチのある味と感じている可能性は大である。使われているもやしは相当細く、売っているのを見たことがない。

ほぼ注文されるごはんについては、いつもベタベタしており柔らかすぎる印象。正直おいしくないので、腹を膨らませるために食べるといった残念な解になってしまう。せめて水を控えたらいいのにと思うものの、改善されることはないのだろう。

その他のおかずは作り立てを安く沢山食べられるというメリットがあるため、悪いとまでは言わない。
今回コテンパンに書いたためひどい店だと思われるかもしれない。しかし、この近くの大学の学生には愛されている店と言ってよいことを追記しておく。

店:不可(掃除しなさい)
料理:可(この値段でCPRとんとんとは・・・)

  • だるま食堂

某大坂を折れてすぐのところにある食堂。数年前に少しメニューをリニューアルした。
内装は普通の学生食堂という感じでテレビも置いてある。トイレのスペースが変な配置をしており、僕が店を設計するならもっと合理的な配置にしたいと思う。また、猫を飼っているようである。

食事は定食が中心、夜でもランチが食べられる。
ここも野菜炒めが中心のメニューがおすすめで、から揚げやハンバーグといったメニューはそんなに勧めない。(まずいわけではない)
味はやっぱり学生向けという感じ。(つまり甘みや塩味が多少きつめということ)

そして・・・これはリニューアルする前の話である。なんと、猫がテーブルの上に座っていたことがあった。
いくらなんでも衛生上ダメであろうそれは。

店:不可(上の記述により)
料理:良

  • グリル荒木

食堂街の中ほどにある建物の二階にあるお店。昼間もやっている。
ここは一回だけ行ってその後行きたいと思わなかったため一度ランチを食べたきりである。
内装は普通の食堂。テレビあり。
頼んだランチはあまりにも普通すぎて特にコメントはない。
店:良
料理:可

食堂街の一番端にある店。夜はいつも人で一杯である。
数回行ってみて、その後あまり行く気がしなくなったので記憶は定かではない。
お好み焼きは大阪式の焼き方であり、水準点なのであろう。・・・ただ、僕にはソースの味が辛すぎて特にまた食べたいとは思えなかった。

店:可
お好み焼き:不可(僕とは合わない)

阪急石橋駅にほど近いお店。定食中心。急な階段を上って二階の店に入る。
店についてはまあ普通で、少し温かみのあるデザインになっている。
味付けはやはり学生向けの濃い目で、若干高いため僕はほとんど行かない。
実はこの前手回しネジ@二枚、リチャード(餅好き)、デイヴィス(レーサー)の三竦みと一緒に大食いの話で盛り上がったときにここのピラフLLを食べられるか?という話が出て、僕が挑戦することになった。
「焼肉ピラフLLサイズ」(850円)を注文したところ、僕は結構細く見られるので店のおばさんは少しびっくりしていた感じであった。食べきる人は少ないらしく、以前挑戦したリチャード(餅好き)は無理だったらしい。
僕は基本的に食べ物は残さない人間なので、無理してでも食べるだろうなあと思って待っていると、ピラフの上にソースやらレタスやらが載ったよくわからない代物が出てきた。よく見ると余りものらしき大根の煮物まで入っている。
なんじゃこりゃ?と思いながら食べてみると、ソース味も多少するものの、基本的にはすき焼きを食べている気分。味が濃いのでLLサイズを食べると後々まで舌がしびれる感じ。
・・・ということで、雑談しながら食事してなんとか食べきることができた。かなり苦しかったのでこれ以上はもう無理だろう。
リチャード(餅好き)は今度マクドナルドのフライドポテトLの大食いに挑戦する模様である。このピラフが完食できなかったところを見ると、ポテトL
を20個ほど一度に食べるとか豪語しているリチャード(餅好き)はまず失敗すると見ている。実は数日前ポテトLはどんなものだろうと思って、普段は行かないマクドナルドへ出かけてLセットを頼んでみた。やはり油が多いため、一個食べるくらいでもかなり腹に来る感じがして、普通の人はとても20個も食べられるようなものではない。おそらく2個くらいでもう限界に近いのではないかと見ている。その日が来たら、いずれまた報告しよう。
こんなアホができるのも学生のうちくらいのものである。

店:良
料理:可(典型的な学生向け)

  • シルク5(休業中)

さて、僕が坂下の食堂の中でもっとも気に入っているのがこのシルク・ファイブである。
ボリューム、味、値段のすべてで合格点である。
店は木のテーブルがいくつか置いてある内装でテレビの代わりにラジオがいつも点いており、真冬でも冷水が置いてある以外は問題なし。
料理は定食が中心で、なんといってもおすすめなのは「豚肉炒め定食」500円と少し高めのメニューに付いてくる付け合わせのスパゲティである。また、どのメニューでも付いてくるミニサラダのキャベツもとてもシャキシャキしておりおいしい。
デフォルトの豚肉炒め定食にはスパゲティが付いてこないので、「豚スパ」と注文すると+50円でスパゲティが付けられる。するとかなり量が多くなるので、「豚スパライス小」にしておけばCPRは最高である。

定食のおかずの味付けは濃い目なので、この量以上に食べるのはきついだろう。
個人的にはどれもおいしいと思うが、U2ρに言わせると「トンカツは塩辛い、カレーは朕には合わない」とのことだった。
残念ながら、現在店主怪我のため休業中とのことである。

店:良
料理:優(すばらしい!)