学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

体を張るとは

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にて「30日間マクドナルド生活」という企画が行われています。
二回目だそうです・・。
USで同様の実験を行ったドキュメンタリー映画スーパーサイズ・ミー」が行われたことと比較して、日本でやってみたらどうなるかという行動力溢れる実験であります。
一回目のときは特に身体を壊すこともなく完遂できたらしいものの、「USのものと日本のものでは商品が違う」といったクレームが来たようで、十分な反論がなされていなかったので自分でやってみました。以下は向こうのコメントに書いたことと同等です。

一般的なメニューを抜き出しています。
単位:kcal
     日本 USA
ハンバーガー 251 260
チーズバーガー303 310
ダブルチーズ 453 460
フィレオ 353 400
ビッグマック 508 560
マックチキン 352 370
ポテトL 529 570
ポテトM 420 380
ポテトS 230 250

コーラL 181 310
コーラM 140 210
コーラS 90 150

オレンジL 205 350
オレンジM 158 180
オレンジS 102 140

もう少し差が出るだろうかと思っていたら、意外とサンドイッチ類、ポテト類は差が出ずに一割増し程度でした。どうやら、一回り大きい程度の差しかないようです。
最も違うのはドリンク類で、USのメニューは日本のものよりワンサイズアップ以上にカロリーが高いことがわかります。

また、「スーパーサイズ・ミー」で実行していたらしき"一日5000kcal"を実現するには・・・ということで一食平均1700kcalのセットを作ってみると、
例えばビッグマック+チーズバーガー+ポテトL+コーラLで1760kcalになります。
ちなみに同一の組み合わせを日本の商品で行うと1521kcalとなります。
しかしドリンク類を控えれば大差ないことになるので、商品の違いがどうだという問題ではないようです。
むしろ、単なる食べすぎのせいと考えた方が妥当でしょう。

USの食べ物は安くて大量、ただしマズイといった定評は、マクドナルドメニューにおいてはあまり正当とは言えないようです。
危惧としては、もしかしたらUSではポテトの盛り方などが違う可能性はあります。
また、一般的に日本と同じような量を頼むかどうかというのも検証が必要でしょう。