家族の日、家族の週間

11月の第三日曜は家族の日であり、家族の団欒を楽しむ日であるという。
それに伴い11月には家族の週間もある。
本来なら、家族の日をわざわざ設定しなくても普段から家族を大切にすべきである。
このところ何かにつけて記念日を口実にしたイベントがが多い（ハロウィン騒ぎ、ポッキープリッツの日などなど）。
ポッキーが好きなら年中食べていればよいのに、バレンタインデーや土用の丑と同じく、ただ「それを食べる日」になってしまっている現状は残念である。
こうなると、日本人は騒ぐ口実が欲しいだけで、それぞれのイベントの意味や役割などどうでもよいことがわかる。
かつては雛人形をおもちゃ箱に入れていた外国人の少女を嘆くといった話もあったように、
特に異文化を起源とする風習はその意味が正しく伝わることは少ない。
家族の日は日本人特有の事情もあるとはいえ、もっといろいろな文化文明に対する知見を広めたいところである。