学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

久々にラーメンレポート

ここ数年つけめんブームが続いており、その代表店である六厘舎は連日超満員のようである。
その他たくさんのつけめん店が展開されており、自宅で食べられる店売袋ラーメン、通販売ラーメンも充実してきている。そこで今回は食べたことのあるつけめんを評価してみる。
特に、何度か有名店や店売りの有名商品を試してみて必ずしも有名店に足を運ぶ必要はないと感じているために、自宅で楽しむのにベストな解を考える。

つけめんの元祖らしい大勝軒の一店。東池袋店は閉店しているため、その近くで営業している南池袋店を訪問した。平日の昼間に行ったのに行列ができており、お昼を食べるだけでも東京人は苦労することを実感。
麺は普通に注文すると柔らかめであまりコシがなく、スープはオーソドックスな魚介醤油味でぬるい。チャーシューはラーメン二郎のような厚切りのかたまりでとろけない。
値段は標準的。冬場はあつもりでないと食べているうちにスープが冷たくなる。
店内の雰囲気は悪くはないが、テーブルの掃除を自分でする必要があるなど、もう少しその構造がなんとかならんのかしら。
これなら自宅で「つけ麺の達人」を食べたほうが割がよい。
麺:不可
スープ:可
店:可

  • 青葉大宮店

立地が悪く、到着するまでにひどくタバコ臭いパチンコ店のフロアを通らないといけないため最初から印象悪し。麺はいつもの青葉の麺でよしよし、スープはかなり脂が強く、他の味がほとんどしない。もう少し脂を抑えてダシの味をアピールした方がよさそう。
麺:良
スープ:不可
店:不可(立地悪過ぎ)

  • 次念序(埼玉県鴻巣

六厘舎で修業したという店主がやっている六厘舎系列店(のれん分け?)。
非常に人気が高く、やはりいつも行列ができている。立地は悪くはないが駅からは中途半端に遠く、歩いて行くには少々大変である。
麺は極太で細うどん並みに太く、初見ではびっくりした。スープはとても丁寧に作られており、確かに人気が出る味であった。ただし、溶け込んだ脂は後からじわじわ効いてくるので、もう少しあっさりした方が好みである。
麺:優(専門店ならでは)
スープ:良(脂を控えてね)
店:良(もう少し清潔な方がいい)

全国的によく売られている袋麺。ほどよく太麺でスープもちょうどよい脂の量であり、オーソドックスな構成かつお値打ちな一品。そのためその他のつけめんの評価基準としている。
麺:良
スープ:優

  • 店売り六厘舎チルド

スーパーのヤオコーで発見、一食あたり400円近く、袋麺としてはかなり高い。どろっとしたタレと脂が強めの組み合わせで、これならつけ麺の達人の方が好みである。また、麺はそれほど太いというわけではなく、こちらもつけ麺の達人と大差ない。その他の報告を見ると、本家とはだいぶ趣が違うとのこと。
麺:良
スープ:可

  • 生一麺 サミットスーパー限定 こだわりつけめん

つけめん好きの間では有名な店売り麺。値段も高くなくボリュームがあり、最高の評価を下す人も多い。
麺は黄色い麺ではなく、少し茶色がかった独特の色をしている。標準的な店売り太麺の倍くらいの太さがあり、六厘舎を目標にしたらしきスープも、店舗ほどは脂が強くなく味付けも良好である。若干甘すぎると感じる人もいると思うので全部飲み干すには辛いが、魚介ダシを少し足してやり濃度を調整するとよい。それを勘案しても今まで見つけた中で最高のものであった。
唯一の難点は、関東一円に展開するサミットスーパー以外では売られていないことで入手性が悪いことである。鹿島勇の現在の自宅からは往復で2000円ほどかかるため、大量に購入しないと送料が高くつく。転売したら売れるかしら。
麺:優(最高!)
スープ:優(要調整)

  • 通販 田ぶし つけめん

通販売りの生麺で一食あたり500円と少々高め。麺はつけ麺の達人と同程度、スープは少し脂が強いが脂の入った袋は別になっているので量を調整するとよい。味は悪くないがこれを通販で買うならつけ麺の達人でよさそう。麺は生一麺の方が太く、専門店なのに残念。

以上から、自宅で食べるつけ麺の達人またはサミットこだわりつけめんでほぼ十分であり、わざわざ有名店へ出かける意義は感じていない。六厘舎は未経験なので、ここは一回は経験しておこうと思う。
残念なのはこだわりつけめんの入手製が悪いことで、なんとかならないものかしら。