学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

フェルミ麺のトッピングにブラケット

物性ホイホイとはこのことか。
先日九州じゃんがら神田西口店へ出かけたとき、噂に聞いていたぼんしゃんをついに注文した。

よく九州人が東京にはニセ博多ラーメンが溢れているという。
そして、九州じゃんがらのぼんしゃんはかなり本場の味に近いという話を聞いていた。
実際にぼんしゃんを注文してみて、その意図がやっとわかった。
どうやら鹿島勇は今まで本物(に近い)博多ラーメンを食べたことがなかったようである。
久留米ラーメンは経験あり)

さてぼんしゃんはというと、まず今まで嗅いだことのないような臭いのスープで、残念ながら鹿島勇の嗜好には合わなかった。
麺は問題なかったがスープの味はともかく臭いを拒絶してしまい、ほとんど飲むことができなかった。
博多出身者に言わせればあのような臭いこそ博多ラーメンの真骨頂であり、魅力的な匂いなのだという。
日本人が好きな焦げた醤油や味噌汁の匂いが海外で受け入れられないことがあるのと同じである。
東南アジアの人々にとっては、緑茶は苦くて飲めたものではないという。

このような観点から、多くの豚骨ラーメンは博多っ子曰く偽物だというのはよくわかる。
ただし、鹿島勇の味覚では博多ラーメンよりもこのような似非豚骨ラーメンの方が好みであり、いくつかお気に入りの店も見つけている。
残念ながら博多ラーメンの世界には立ち入れなかったが、ひとつ理解が深まったということでよしとしよう。