学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

科学的に正しいとは何かについては既に語りました。
今回は、科学的に間違っているとはどんなものかを書いてみましょう。
科学的議論の手順は、
最初の仮定→論理展開(解析)→→→|科学と人間の境界|→解釈
という流れを踏みますから、このどこが間違っても正しい議論は得られません。
つまり、間違いを犯すとき
・仮定が悪い
・論理が悪い
・観測者が悪い
の三種類があることになります。
論理と解釈が妥当でも仮定が悪いとダメですし、仮定と判断が正しくても論理展開が間違っていればやはりダメです。
そして、我々人間の最大の欠点は仮定と論理が正しくても、観測者が悪くて解釈を間違うことが多々あることです。
科学の初心者は、仮定と論理が間違っていなければそれでOKとしてしまうことが多いようで、最大の系統誤差が観測者自身であり、最も間違いを犯しやすいということに気づいていません。
解釈とは本来人間の自由意志によるものなので、どのような解釈があってもよいことになります。1gは軽いか重いか?その判断は人によって変わってよいわけです。(ただし、妥当でない解釈は僕は採用しません)
しかし、議論をする上で、例えばAという薬の痛み止めの効果を検証しようということになったときに、100人に使って一人には効果があった、という結果が得られたとしたら、「Aは痛み止めの効果がある」と判断してよいでしょうか?
効果ありと判断する人はいてもいいですが、そういう人は医者や薬剤師に向いていないでしょう。統計的に考えて、そういう解釈は採用しないからです。

では、一般市民レベルではどうか?残念ながら、仮定も論理も解釈もすべて間違っていることが一番多いようです。

珍しく拍手にコメントがつきました。
>midiたちはすばらしい出来ですね、これからも応援してます
>FF6のオペラ座のがいい感じですね

こういったのが少しずつでも届くと、やる気も沸いてきます。
え、ペスキンとmidとどっちをやるかって?うーん・・・。