学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

世界一古い楽器といえば、発掘品で残っているものといえば動物の骨を使った笛、一本の弦だけが張ってあるエジプトの弦弓といった楽器でしょう。

草笛や口笛、手拍子も楽器と考えるのなら、もっと前からそういうアイデアはあったことでしょう。
では世界一新しい楽器って?
・・・ということを、手回しネジ@二枚(北斎@二枚)から尋ねられて、しばしうーんと考えて出した結論は、
「公開されたばかりのVSTプラグイン
です。
プラグインのどこが楽器だと言われそうですが、これにはしっかりした理由があります。
2006年現在、シンセサイザーが楽器でないと言い出す人はあまりいないと思います。
シンセサイザーは、自分で音を発振したりサンプリングした音を鳴らす楽器なのですから、それがソフトウェアになったからといって機能は変わりませんし、いずれにしろスピーカから出てくる再生音です。VSTが変われば出てくる音は全然違いますから、ここで言うシンセとはハードを指す言葉ではなく音源の意味です。
その意味でソフトシンセに組み込むVSTプラグインはそれぞれ独立の楽器であると言う論理は成り立ちますから、DX7MOOG V2が楽器ならVSTプラグインも楽器です。
つまり、やっぱり最新の楽器とは「最新のVSTプラグイン」なのです。

アナログな楽器なら、BEGINが開発した
一五一会」とかかな。