学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

絵の出るジュークボックス?

鹿島勇には移動中に携帯音楽プレーヤで音楽を聴くという習慣がない。
耳をふさいでしまうと移動時の安全性が低下するからである。
携帯プレーヤを使うのは、必要に応じて英語学習を移動中に行うといった程度である。

鹿島勇個人が習慣化しているかどうかはともかく、圧縮音声を使って大量に楽曲を詰め込める携帯プレーヤには、かつてカセットテープウォークマン、ポータブルCDやMDが主流だった頃にはない問題が発生してきた。

以前のプレーヤではメディアを交換する必要性から、必然的にメディアまたはメディアケースに楽曲リストを自分で記載することが当たり前であった。MDの場合は曲名を登録することもできたが、基本は同じである。

それに対し、現在の携帯プレーヤでは大量に楽曲を詰め込めるようになった結果、曲目の一覧性が悪くなり、プレーヤの小さなインジケータに曲名が表示される程度では楽曲の検索が行いにくくなってしまった。
これを解消するためには、純粋な音楽プレーヤであっても大画面のメニュー・リスト表示ができるGUIが必要になる。ipodを代表とする現在のプレーヤでは当然対応していることではあるが、映像を扱わなくても画面が必要という状況を指摘した記事はあまり見たことがない。

ということは、音楽だけでなく映像も扱うプレーヤでは、再生する映像だけでなく情報を表示するサブディスプレイが必要になるということになる。同じ液晶上に情報を表示すると結果的に映像部の面積が狭くなり、画面の広さを常にフルに活かすことができない。

しかし、ゲーム機でもなければ携帯プレーヤで手持ちの映像を見る必要がある状況はそれほどあるとは思えない。音楽を聴きながら自転車に乗る人はいても、映像を注視しながら乗る人はまずいないし、危険である。

それが可能となる時代が来ることは、まさしくパラダイムシフトというものであろう。