学問の小部屋

ここは学問の黒板です。

当サイトでは、ガンダム系ゲームのmidiを中心とした非「魔王邪スラク」(JASRAC)の音楽配信を行っています。(一部例外あり)

こういった楽曲を提供することで、聴かれたときにできれば感想を知らせてほしいという希求があります。
このトピックは書くのが非常に難しく、未だに悩んでいる部分もあります。しかしサイト運営のスタンスとして、何を求めているかは明示すべきだろうと思いますから、今回の黒板の記事として公開します。

音楽でも美術でも料理でもゲームでも、それを作って世間に公表した人は、どんな評価をされるのかを知りたいという希求を生じるものです。逆に、評価をされたくないなら公開すべきではなく、自己完結すればよろしい。
そこで、HPで音楽(僕の場合はほとんどmidi)を公開するというケースを考えてみると、自分はいったい何のために公開するのかという考えに至ったとき、当然視聴者の反応がほしいから、という理由が思いつきます。
しかし実際には音楽配信を続けていても感想を頂けることはほとんどありません。
事実、当サイトでのコミュニケーション手段としてメール、コメント、掲示板、拍手という四つを用意していても、残念ながら自発的な感想を頂いたことはありません。
拍手はぽつぽつ来ていますので、これはとても嬉しいですね。
また、いくつかの掲示板で学問の小部屋のmidiを紹介されたことがあるようで、少し感想も見ることができました。こういうのは、クリエイタにとって無上の喜びなのです。

個人サイトにいきなりコメントをつけたりするのは勇気がいる、という思いはわかります。また、いきなり押しかけて絶賛しようが、酷評しようが白けられて終わってしまうのではないかという思いを生じてしまうこともわかります。音楽の知識がなく、なんとなくの感想しか持てないという状況もあるでしょう。そういった人がいるならば、当サイトのスタンスとして、どんな感想でもよろしいので一言頂きたい、それによって不快に思ったり、意欲が減退することはないと明言しておきます。
クリエイタによっては、「作ってくれてありがとう、よかった」という感想は内容に触れていないので意味がないと考えるかもしれません。しかし、学問の小部屋ではそういう反応はしません。

学問の小部屋のように無料で音楽を提供している場合、これは来客が聴こうが聴くまいが本来自由であり、感想がほしいほしいと叫ぶのはマナー違反かつ矛盾した行為です。そんなにほしいなら、非公開にして感想を前提としてメールかなにかでやりとりすればよろしい。(だから今回書くのが難しかったのです)

なので、感想を頂けるなら非常に嬉しいものではあるが、感想を投げるかどうかは来客の判断に任せる、上に書いたように投げる意思があるなら内容は問わない、というスタンスで運営します。
(実際には感想はほとんど来たことはないし、あまり激しく思考しても一人相撲かもしません。)


・・・さて、ここから先は少し暗い話なので、自己責任で読んでください。
本来音楽にとって最も幸せなのは、歌ならば人の唇の上に残ること、または演奏され続けることです。
サイトで公開する場合はなかなかそういうわけにいきませんから、視聴者との対話が最も重視されるようになります。

サイトで公開された音楽にとって最も不幸なのは、そのジャンルに興味のある来客が「あっ、もうけ」と思ってダウンロードして終わり、というケースです。
データにアクセスは多くても感想は皆無という状況が続いていると、自分は何のために音楽を提供しているのだろうと疑問に思うようになります。上に書いたような当初の希求は満たされないし、自分は来客の欲望を満たすために音楽をやっているわけではないという不満が募ってくると、自分の行為が空しくなってきます。
事実、そういった理由で閉鎖したサイトは大量にあります。情熱を失ってしまうと、あとはただただ悲しいものです。
読者に覚えておいて頂きたいのは、そういった行為が無言の圧力となってクリエイタを苦しめることもあること。プロでなく、アマチュアとして趣味道楽の範囲でやっている内容にコメントを頂けるのは、内容がどんなものでも非常に嬉しいことです。

最後に、結局感想ほしいよほしいよ、という結論に見えるのは書いた本人としてあまりよくないと思いますが、サイトポリシーとして書かないわけにはいかないので、今回こういう形で公表することにしました。

・・・これでいいかね、だれかさん?